蒲田「めん亭」閉店

 僕はいわゆる駅そばが好き。いろんな地方のいろんな駅で食べている。
 JR蒲田駅の駅そば・うどん店「めん亭」は、僕が中学生の頃からある、歴史の長い店だ。駅そばとしてはけっこう有名なところで、遠くからわざわざ食べにくる人もいるという。
 高校の頃は、僕も周りの友達もバイクの免許を取り立てだったから、「免停という名前は縁起が悪い」ということであまり行かなかったけれど、大学の頃からはしばしば行くようになった。ほんと、これまでの人生で何度食べたことだろう。思い出も、深い。
 その「めん亭」が、きょうで閉店となる。朝、府中へ向かう前に行ってきた(この2日、うちに泊まっていたやすはまだ眠っていたので、一人で行ってきたが)。常連客が口々に「お疲れさま」とか声をかける中、めん亭最後の食事として、梅しらすうどんをいただいた。
 大阪風のだしが強い、関東では珍しいタイプ。天ぷらそばや、かつてあったメニューのじゃこ天そばもよかった。ゆずのパウダーがうどんやそばの味をさらに引き立てた。
 いい店だった。
 
蒲田「めん亭」閉店
 (20:13)