深川めし

 羽田に近いせいか、京都は飛行機で行くことも多い。伊丹まで飛んで、そこから京都駅直通バスで50分だ。もちろん新幹線も使うし、青春18きっぷ普通列車の旅もある。
 きょうは、新幹線。のぞみ111号は、新横浜に止まらず、品川から京都まで2時間10分の最速系。8時54分に品川を出て、もう静岡県に入っている。富士山がきれいだ。
 新幹線に乗るとだいたいいつも食べるのが、深川めし。東京最強の駅弁だと思っている。こうしてよく食べるようになったのは深川・門前仲町に住んでいた頃だから、もう10年前だ。
 穴子の蒲焼とハゼの甘露煮が、あさり御飯に敷かれた海苔の上で、朝の光に照っている。脇にはささやかに筍や蓮根の煮物と、小茄子の漬物、べったら漬。さっぱりした江戸の味。そんなふうに感じる。少なめの量も潔くて、よい。
 
 深川めし
 (9:28)