慄えた

 午前10時頃、やすがやってきた。マリナーズ戦を見たり「Gメン75」を見たりしたあと、昼すぎにけんけんも蒲田へやってきて合流。華屋与兵衛で昼食、ジョナサンでお茶してきた。
 ジョナには春の天皇賞の発走時刻数分前までいた。店を出て、けんけんカーのラジオでファンファーレから中継を聴いた。ディープインパクトは出遅れ、道中しんがりから2番手を追走する展開となったが、2周目バックストレッチに入ると3コーナーからロングスパート。ほぼ馬なりながら抜群の手応えで次々と抜き去り、残り600mでは早くも先頭へ。直線に入っても後続を寄せ付けずに3分13秒4のスーパーレコードで圧勝した*1
 慄えた。ラジオ中継で映像は見ていないのに、それに強い勝ち方をすることはわかっていたであろうはずなのに、慄えた。
 ジョナから家に帰ってテレビをつけたら、ちょうど武豊のインタビュー中だった。
 
「これ以上強い馬はいるのかな」
 
 また、慄えた。録画しておいた映像を見てさらにもう一度、慄えた。
 ディープインパクトはこのあと、ヨーロッパへ。欧州競馬の最高峰、イギリスのキングジョージ*2、フランスの凱旋門賞に挑戦するといわれている。とにかく、とにかく、とにかく、とにかく、ケガをせず、無事に、行ってほしい。
 
 (19:14)
 
 

*1:従来のレコードはマヤノトップガンの3分14秒4

*2:正式には「キングジョージ6世&クイーンエリザベス・ダイヤモンドステークス」(King George VI & Queen Elizabeth Diamond Stakes)という