かぼちゃをガッツリと斬る

 んー、酔っ払ってる。
 3時頃、ふらふら歩きながら蒲田郵便局斜め前のすき家に入り、気の向くままに豚あいがけカレーを食った。
 べつにそれほど食べたかったわけじゃない。だいたい最近は、基本的に夜中はあまり食わないようにしているし。だから、たぶん、つーか間違いなく酔った勢い。「豚あいがけカレー」と注文する際、ろれつがうまく回ってなかったしねぇ。
 それから6時間くらい過ぎたけれど、まだけっこう酔ってる。歩くとややふらふら、頭も回ってる。
 
 にもかかわらず、いまは新幹線の中。
 富士山、頂上見えない。
 
 
 
 きのうは実家に行って、何年ぶりだか十何年ぶりだかに母と一緒に夕飯を作った。
 メニューは、鶏肉で唐揚げ、カボチャであずきかぼちゃ、春菊のごま和え、など。いやけっこう楽しかった。
 カボチャに、力を込めてズカッと包丁を入れ、またザクッ、ザクッと切り分けていく感触がよかった。最近は料理自体をほとんどしていないから、なつかしい感じもした。以前は酒のつまみで炒め物とか作ってたな、なんてことも思い出した。
 
 で、ハゼだ。
 幼い頃、大工の祖父がよく多摩川の河口でハゼを釣ってきて、それが天ぷらだか揚げ物だかになって夕ご飯の食卓にのっていた。時にはじいさんと一緒に釣ってきたりもした。つまり、ハゼはよく食った。
 結果的に、公害バリバリだったあの頃の多摩川河口で釣れるハゼを食べてもよかったかという問題はあるにせよ(苦笑)、ハゼというと僕はやっぱり幼少の頃を思い出す。じいさんやばあさんのパチンコについていったり、じいさんのバイクのサイドカーに乗って仕事場(建築現場)に遊びにいったりした。ハゼという一点に絞るならば、父に関する思い出はまったくない。母については、まあ揚げている姿の映像くらいか。でもその映像が当時のものなのか、いま「母はハゼを揚げていたに違いない」という考えから後付けで浮かんできたものなのかは、自分でもよくわからない。
 まあ総じて、ハゼというと宇宙戦艦ヤマト沖田十三艦長ふうに「ハゼか、何もかもがみな懐かしい」というところ。きのうのナナ♪さんの「ハゼテンプラ」コメントを読んで、こどもの頃のことをいろいろ思い出したわけさ。
 
 (9:22)