ヨロン島大忙しの休日

 かりゆしバンド10周年コンサートは、島の体育館「砂美地来(さびちら)館」で行われた。
 入り口で靴を脱ぎ、袋に入れて持って入る。中はステージに近いところが体育館の床へ直接座るスペースで、後方に階段状の座席も設けられている。さらにその後方は普通に体育館のままで、こどもたちがライブ中もずっとはしゃぎまわっていた(笑)。みやこさんが透き通るような声で歌い上げる静かな曲でも後ろからこどもたちの騒ぐ声が聞こえるというのは、あの場で体験するとそれはそれでヨロンっぽくて、いい雰囲気だった。
 6000人しかいない島だけど、1000人弱程度が参加したらしい。おじいちゃんおばあちゃん、家族連れもたくさん来館し、みんなで楽しんだ。ステージのすぐ前にはカチャーシーを踊るためのスペースも用意され、最後はみんなで大カチャーシータイム。気づいたら、最前ど真ん中辺りで踊ってました(笑)。
 島の人、沖縄や沖永良部といった隣島から応援にきたミュージシャン、そして観光客も含め、みんなで盛り上げるいう感じが伝わってくる、あたたかいライブだった。
 
 10周年ライブのあと、2次会に参加した。
 2次会って、要は打ち上げ。かりゆしバンドのみんなや、スタッフ、関係者、ゲスト出演のミュージシャンたちと呑みながら食べながら、大いに盛り上がった。
 いやほんと楽しかった。田畑さん、みやこさんはじめかりゆしのみんなだけでなく、沖縄のミュージシャン・佐渡山豊さんや高井愛さん、ヨロン観光協会の会長さんなど初めてお会いする方ともゆっくりお話ができた。でも、もっともっと時間がほしかったくらい。
 お酒は黒糖焼酎(有泉や、沖永良部の黒糖焼酎も)とビールに加えて、途中でほかの焼酎や日本酒の盃が何度も回ってきた。とくに黒糖焼酎と日本酒のチャンポンはキク(笑)。いい〜感じで酔った。
 2次会会場のホテルから楽園荘までは歩いて40分くらい。暗い夜道をゆったり歩いて帰ろうかとも思ったけど、足元もそれなりにふらっときていたので、タクシーで帰った。
 宿に帰ると、宿の若旦那とヘルパーさん、お客さんが3人でまだ呑んでいたので、僕も加わった。結局3時半くらいまで呑んで、解散。外に出ると半月に近い月がきれいで、道の真ん中に寝っころがってしばらく月を見ていたら、うとうとした。いくらクルマはめったに通らないといってもそのまま眠るのはヤバイので、近くの芝生に移ってまた少しうとうと。でもそのあとどこかのタイミングで自分の部屋に戻ったようだ。目が覚めたらちゃんとベッドの上にいたから。
 
 明けて本日は、ヨロンは全島挙げての(ってほどではない。やや)お祭り気分*1。「ラフウォータースイム in 与論大会」が行われ、全国からスイマーが集結しているのである。
 楽園荘も、21日は僕を含めて3人しか宿泊客がいなかったのが、22日は8人、そしてきのうは一気に30人くらいに増えていた。
 宿の方もきのうからずっと大忙し。とくにきょうはスイム大会後の夕方からのイベントのため、近所からお手伝いさん10人くらいもやってきて、いま必死にお弁当作りをしている。
 ビーチでのイベントではかりゆしバンドも参加。きょうも楽しい夕べになりそうだ……けど、田畑さんとか超二日酔いになっている気もする(笑)。「体調がよければ」夕方のイベントのあとにかりゆしもオープンするらしい。
 
 (15:15)
 

*1:全島挙げてのお祭りというと、やはりお盆のサンゴ祭りや春の与論マラソンなどになるんだろう