旅と暮らし

 東京へ帰ってきてから、どうもぼーっとした日々がつづいている
 やらなければいけない仕事はあるんだけど、どうもやる気が起きない。きょうも午後はメジャー中継を見ながら、家中の窓をすべて開け放して、吹き込んでくる風のさわやかさを感じつつ、本を読んだり昼寝したりしていた
 夕方、都心で打ち合わせのため外出。夕方とはつまりいまのことだ。とはいえまだ都心には向かわず、いつものAmaroでのんびりとコーヒーを飲んでいる
 3年半ぶりの沖縄が、あまりにもよすぎた。けれど同時に、4日というのは短すぎた(今回は同行者の事情もあったのでこれがMAXだったのだが)。できることなら最低でも1週間はいたかった。4日というのは本当にあっという間に過ぎてしまう。まあ、1週間でもそうなのだろうが。
 となれば、2週間、3週間、1ヵ月。3ヵ月、半年、1年……となったら、もうあちらに住むしかない。住むにはそれ相応の準備と、そして資金が必要だ。あちらには仕事は少ない。それを補えるだけの資金といったら……やはりいまはこちらで一生懸命仕事するしかないのか? けれどそんなことをしていたら、僕はどんどんと老いてしまう。それを考えると、ひたすらに憂鬱だ
 さらに難しいのは、沖縄以外にも行きたい場所がいっぱい、いっぱい、世界中にいっぱいあることだ。そういったさまざまなことを総合的に考えれば、いまのまま東京に本拠を置いて仕事をし、ある程度たまったら出かける……というスタイルが現実的なのだが
 
 Amaroを出て、夕刻の街へ。クール・ビズな格好をしたサラリーマンは、いまのところは見かけない。かりゆしウェア、とってもいいじゃんと思うのだが、東京にはやはりなじまないのだろうか
 もう6月、暑い夏はすぐそこ。でも東京の街は、相変わらず黒とグレーだ。 (18:01)