さくら

日常

　サクラが咲くか咲かないかというところのようだが、季節は文句なしに春めいてきている。きょうも日なたなら上を一枚脱いでも全然平気。ただ日かげに入るとやはりまだちょっと寒い。
　八丈島から帰って以降の二日、月曜と火曜は、日記も申し訳程度にしか更新せず、そもそもパソコン自体をさほどは起動していなかった。ほぼ実家にこもりきりという感じだったのだが、きょうはいま打ち合わせで都心にきている。なんだか具合がよくない。カゼなのか、疲れなのか、それとも自分もこの歳にしてとうとう花粉症になったのか。
　いろいろと言いたいことがたまっているのに、いろいろなことを考えるとやっぱりやめておいたほうがいいのかもしれないと思い、結局言うのはやめてしまっている自分がもどかしい。だから細かいことはともかくとしても、ひとつだけ大枠で言うならば、いまはほぼ同年代の友人たちの一部が心配で心配でならない。そのせいで、最近ずっともやもやしている。べつに勝手に心配しているだけだから、大きなお世話だと言われればそれまでの話だけれど。
　
　有楽町のビックカメラの広いフロアに大きくゆったりとしたサイレンが響き渡った。何事かと思ったら、甲子園のゲーム開始のサイレンがそこらじゅうのスピーカーから流れ出てきたものだった。
　正体がわかるまでは、微妙な緊張感を感じた。　（15:08）