Amaro

Amaroのシーフードカレー

 きょうも近所の喫茶店Amaro」で食事とお茶。前回に引きつづき、シーフードカレー
 この店は、基本すいている。僕がやってきたときは、奥のテーブルに3人家族(だと思うが)、若いお父さん、お母さんと3歳くらいの女の子だけがいた。親はどう見ても僕より年下だ。女の子は、お父さんが飲むミルクたっぷりのアイスコーヒーに差したストローをはしゃぎながらもてあそんでいる。お父さんがそのストローを口でくわえて、先端で女の子の顔をつっつくようにしてからかっている。女の子は小さな両手を顔の前に持っていってバタバタと抵抗している。お母さんがそれを楽しそうに見ている。
窓際の小さなスーツケース 小型のスーツケースを引きずり、黒いロングのコートをはおったビジネスマン風の男性が入ってきた。年は同じか、少し上だろうか。家族とは正反対の入り口にいちばん近いテーブルに席をとった。立て続けにもう一人、こんどは明らかに僕より10歳は上の、ベージュのステンカラーコートを着たオジサンサラリーマンが入ってきた。
 奥のお母さんの携帯が突然ペットショップボーイズの「Go West」に似たにぎやかな曲を奏で、お母さんは携帯で話を始めた。待ち合わせか何かでその電話を待っていたということだろうか、お父さんが立ち上がって帰り支度をし、先に店を出ていった。女の子もお父さんの後を追って、ちょこちょことした歩幅で走りだした。お母さんが「アヤちゃん」と、その子の名前を呼んだ。
 3月半ばの月曜日の、夕方4時の話である。店を出たら、クラッシュの「Should I Stay or Should I Go?」を口ずさみたい気分になった。きょうはこのあと川崎へ映画を見に行こう。 (17:24)