沖縄

●島強化イヤー

 ちょいと沖縄先島諸島(とくに与那国島波照間島)について調べ物をしていたら、無性に島へ行きたくなってきた。11日の日記で「3月に島へ行くか」と書いたけれど、それを書いたときよりもさらにいっそう行きたい気持ちが強くなっている。
 日本の島というのは、実は案外行っていない。四大島*1を除くと、小笠原の父島、沖縄本島、北海道礼文島、あとは瀬戸内海の島々くらいだ(お台場や夢の島、舞浜、深川川崎あたりの東京湾岸人工系、および横須賀の猿島、三浦の城ヶ島といったミクロな島々は計算外ね)。対馬壱岐佐渡屋久島も奄美も獄門島尖閣諸島竹島も行ってない(最後のふたつは、行けない。獄門島は、島自体がない。でも似たような島はある)。それどころか、妙なことに伊豆七島にも行ったことがない。小笠原は高校2年のときに行ったのに。
 そんなわけで、2005年はぜひとも島強化イヤーといたしたく。とくに重点的に、沖縄の島々を訪れたいと願う。

●呼ぶ沖縄、呼ばれる私

 与那国島といえば、台湾まで100キロちょっとのところにある日本最西端の島。波照間島は、人が住む島としては日本最南端になる(無人の島ではもちろん沖ノ鳥島が最南端)。
 与那国島関連のページを見ると、かならずと言っていいほど「晴れた日には台湾が見える」「視界がよければ台湾を眺められる」「高台から台湾の山並みを見通せる」などと、まるで実際に見たかのように書いてある。でも不思議なことに、これだけデジカメ全盛の時代でありながら、与那国島から眺めた台湾の写真を載せてあるページが見当たらない(あるのかもしれないが、まだぶち当たっていない)。20サイトくらいチェックしたけど、見事にない。与那国島から見た台湾の島影について具体的な記述をしているページもほとんどない。
 さらに調べてみると、「台湾が見えるという触れ込みだが、見えるのは年に数度」なのだという説もある。仮にもう少し多いとしても、まあせいぜい見えるのは年に10回とかその程度なのかな。だとしたら、残念。また、与那国から台湾が見えた日の数日後には嵐がやってくる、なので帰れなくなる、なんて記述も見かけた。実際のところ、与那国島から台湾を見るのはなかなか難しいことであるようだ。とはいえ100キロ強だから、近いという意味では本当に近い。台湾のテレビ放送や携帯電話の電波が入るという話もあった。
 
 与那国島波照間島以外にも、沖縄には魅力的な島がたくさんある。先日ちんめちゃんの写真付きで載せた竹富島もそうだし、小浜島多良間島、もちろん宮古石垣、西表の3つの大きな島々だってそうだ。いうまでもなく沖縄本島も。沖縄本島から東へ遠く300キロ以上離れたところには南大東島北大東島がぽつんと浮かんでいる。*2
 こういった島々について書かれたページ、掲載された写真、地図などを見ていると、ああ死ぬまでにこの中ではたしていくつの島に行けるのかなと考えたりしてしまう。沖縄だけじゃない、日本全国に無数にあるさまざまな島々。もともと島好きだったにもかかわらず案外行っていないここまでの現状と、これからの自分の時間とを顧みて、いくらかため息が出つつも、できるだけ多くの島に行きたい、その思いが募るばかりだ。
 ひとまず、沖縄沖縄には本島に3回しか行ったことがない。
 沖縄には、やっぱり、呼ばれる。 (23:59)
 

*1:本州、北海道、九州、四国のこと

*2:無人島の沖大東島(ラサ島)もある