食

 「万かつサンド」をひさびさに食った。
 “名作”の誉れ高い「万かつサンド」。東京は秋葉原に本店を置く有名な「肉の万世」が発売している人気のサンドイッチだが、いろんなところで売られているので秋葉原族以外にもファンが多い。
 自分にとっては羽田空港のイメージが強い。かつて、羽田から飛行機に乗るときは「銀むつ照り焼き弁当」かこの「万かつサンド」(あるいは「万世フライドハンバーグサンド」)を買って、機内で食べていたから。最近は飛行機に乗る機会もめっきり減り、それと比例して「万かつサンド」を食べる機会も相当に減った。べつにもともと超好きってほどでもないけど、ほんの時たまは食いたくなる。自分にとってはそういう感じの食べ物。
 “名作”という声は、わからないではない。でも自分的にはどこかひとつ中途半端な印象があって、さほど積極的に食べたいと思うわけでもない。きょうは汐留のWINSに2時間程度出かけたわけだが、そこで売っているので、ひさしぶりに食べてみたくなって、食べた。
 
 秋葉原
 いまの仕事柄、秋葉原との縁はそれなりに深い。けれどネットで買い物をするのが当たり前のようになってから、そもそも秋葉原自体にほとんど行かなくなっている。
 必然的に、「肉の万世」からも足が遠のいた。かつては秋葉原へ行くとかなりの確率で、この店で食事をしていたのだけれど。2階のレストラン(店名忘れた)で肉料理とスープバーを楽しんだり、地下の「万世ラーメン」である意味秋葉原名物だった「万世パーコーメン」を食べたり。
 時代が変わると環境も変わって、環境が変わると食も変わる。そんなに大げさなものじゃない? いや、でも、変わるよ。もちろん、変わったうえで変わらないものもあるけれどね。
 なんというか、いろんな物事は、独立して存在しているのではなくて、遠かろうが近かろうがどこかできっとつながっている。縦(時間的)にも、横(空間的)にも、ね。
 
 ああ、きょうの馬券は、ちょい儲け程度の成果でした。 (23:57)